この漫画はアニメ化、実写映画化と若い世代に人気があります。
百人一首の競技かるたが大好きな綾瀬千早が主人公です。
千早は高校生になって、かるた部をつくります。
幼馴染の真島太一をはじめ、個性豊かな同級生たちとかるたの団体戦の為に練習をします。
百人一首は以前から知っていましたが、この漫画を読むまで競技かるたを知りませんでした。
読み進めると、競技かるたの魅力に引き込まれます。
競技かるたにかける千早たちの情熱が読者にまで伝わってきて、感動します。
競技かるたは、上の句を読まれてからすぐに下の句を読み取り、早く札を取ります。まるでスポーツのようです。
対戦相手の心情や癖を読み取るので、頭も使う競技だと思いました。
千早が憧れている、かるたクイーンの若宮詩暢との対戦は見どころです。
千早の努力を知っているからこそ、頑張ってもらいたいですが、クイーンの実力は千早よりも上です。
クールに見える詩暢も、意外と可愛いもの好きだったりと面白いです。
千早も多くのライバルと対戦し、時にスランプに陥ります。しかし、自分の欠点を直し、諦めずに前向きにかるたに向かっていきます。
また、太一の千早への恋心も読んでいて切ないです。
福井にいるもう一人の同級生、綿谷新も千早の事が好きなので、三角関係が気になります。
新は祖父の死により、かるたから一時離れますが、千早のかるたを頑張る姿に勇気をもらいます。
千早たちと離れていても、地元の高校で新もまた、かるた部をつくります。
千早も新もかるた部の仲間との出会いを通して、絆を深めていきます。
かるたをする千早の姿はとてもかっこいいです。
かるたをやってみたくなる漫画です。