ぼくたちは習慣で、できている。

人生においての習慣の大切さについてまとめられた本です。誰もが良い習慣を身につけることは大事だと感じています。しかしながら、なかなか上手くいきません。本書では、なぜ習慣化が難しいのか科学的なデータを元に解説し、さらに具体的に習慣化するための方法を多く載せています。習慣化できないことはその人の問題ではなく、科学的な理由があるという根底の知識を得た上で、実際にどう行動すれば良いかを提案してくれます。
この本にはたくさんの方法が載せられています。ただ全て実行するというわけではなく、自分自身にあったものを少しずつ取り入れていくというスタイルです。ページ数のボリュームを感じさせない柔らかな文体であり、さくさく読み進めることができます。
印象に残ったのは大人の時間割を作るという章です。作家やアーティストはそういうものに無縁かと思いきや、毎日の創作活動の時間を決めて習慣として作業されている方もいるとのこと。また微々たる習慣でも毎日続ける方が良いという章も印象に残っています。
今日は疲れているからとか、遊ぶ日だからと例外を作ってしまうと例外が色々な場面で増えてしまって習慣の妨げに、なってしまうとのこと。それならば毎日やった方が逆に習慣化のハードルが下がるというのは納得させられました。

本書の優れているところは押し付けがましくなく、ふと心を軽くしてくれるところです。また習慣というテーマに拘らず、毎日の物足りなさを感じた時に読み返すことで、小さな勇気を引き出してくれる良書だと思います。

cegla-design